「ゴキゲン、憲法フィールドワーク」 弁護士 北村 栄
弁護士がサポート役となり、若い人らが中心となって様々な憲法が関係する現場を
実際に自分の目で見に行こうよ、と始まった憲法FW(フィールドワーク)も1年半になり
ました。元気に、ゴキゲンにやっています。
2001年11月にはアフガニスタン問題についてペシャワール会や在日パキスタン人の方
から話を聞きビデオも見、身近に感じることが出来ました。
また、2002年3月には「現代の奴隷制度・コンビニ問題」を取り上げ、実際にコンビニの
オーナーに話を聞き、そのお店の中まで見せてもらいました。参加者は口々にコンビニを
いつも利用しているが本部がここまでロイヤリティを取っているとは思わなかった、これでは
オーナーがかわいそうという声が聞かれました。
5月には現職裁判官を3名も招いて映画「日独裁判官物語」を上映した後お話を伺う
企画をしましたが何と64名(懇親会にも47名)の参加があり主催者としても驚きました。
実際に裁判官は最高裁の権威と人事権の把握の下、市民的な自由がなかったり、差別
されたり、最高裁の顔色を見て判決をする傾向もあるという話を聞き大変驚きました。
7月には勤労挺身隊裁判の関係から「地下壕研究会」の人と繋がりが出来、岐阜県
瑞浪市にある全長8キロもある大きな地下壕も見学して来ました。
近くにまだ戦争の跡が大きく残っていたのが驚きでした。
8月は例年の恒例企画になりつつある、ダムに沈む旧徳山村でのキャンプです。
満天の星空とおいしいバーベキューが楽しみですが、
自然が破壊される現場に考えさせられます。
現在企画は弁護士有志でやっていますが、出来れば修習生や学生の皆さんにも
積極的に加わってもらい、楽しく、ゴキゲンな企画をどしどしやっていきたいと思っています。