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高校卒業後、工学部の情報工学分野に進学し、それほど真面目でない学生生活を送っていました。IT分野での就職活動を始め、友人の就職先の話なども聞いていた頃に、世の中で「ブラック企業」という言葉をよく聞くようになりました。労働法というものがあるはずなのに、なぜブラック企業が生まれ、存続してしまうのか…という疑問を持つようになったのが法律の勉強を志したきっかけでした。卒業の見込みの薄かった工学部を中退し、再度の受験を経て法学部に入学後、初志を貫徹するには弁護士になるのがよいと思い、弁護士を目指すことにしました。

"aplicatio est vita regulae" というローマの法諺があります。法は、守られ、適用されてこそ、命を与えられ、その価値を全うできるというものです。当たり前のことと思われるかもしれませんが、法に書かれたどんな権利も、実現する手段がなければ、絵に描いた餅でしかない、ということを示唆するものです。自分の権利を自力で実現することは困難であるところ、弁護士というのは、法を活かし、あなたが持っているかもしれない権利を見出し、それを実現するためのお手伝いができる職業です。

私は、弁護士登録から約３年間、豊橋市の事務所で、離婚、相続、破産、中小企業法務、刑事事件等、様々の事件を担当した後に、名古屋第一法律事務所に入所しました。どんなお悩みでも、まずは早期にご相談ください。一人で考えるよりよい手段がきっと見つかります。