中山 弦(なかやま げん)弁護士
- 入所年月:
- 2006年10月
- 略歴:
- 1979年
名古屋市守山区生まれ
2002年
京都大学法学部卒業
2006年
弁護士登録
- 出身地:
- 名古屋市守山区
- 所属団体・委員会:
- アスベスト被害救済東海弁護団
ライフデザイン専門家協会
- 主な取り扱い分野:
- 労働分野
中小企業法務
特別なきっかけが何かあったというわけではありませんが、振り返れば、私が弁護士として働いている原点は、苦労しながら人生を切り拓いていった父親の背中にあるように思います。
私の父親は、30代後半のときに、電機系の技術者として勤めていた会社を辞め、建築士を目指して、畑違いの建築の世界に飛び込みました。父親が建築の世界に飛び込んだのは折しも建築不況の時代、勤めていた会社が潰れたり、過労で倒れるほどの長時間労働を強いられたりと、大変な苦労を乗り越えながら今日に至っています。
当の父親本人は、傍からみれば大変な局面でも「捨てる神あれば拾う神あり」と言って笑っているような楽観的な人間ですが、そんな父親をみるたびに、真面目に生きようとしている人間が報われる社会であってほしい、そのために自分ができることをしたいという想いを強くしてきました。
この想いが、今の弁護士としての自分の姿につながっています。
弁護士という職業ほど、人間の喜怒哀楽に日々接する職業は珍しいかもしれません。
暗闇の中でもがき、怒り、悲しんできた依頼者の苦しみを目の当たりにするからこそ、紛争が解決し、依頼者に喜んでいただいた時には心底ほっとします。
それは「嬉しい」というより、まさに「ほっとする」という表現がぴったりの気持ちです。
そんな気持ちを少しでも多く味わえるように、日々、取り組んでいます。