可児 康則(かに やすのり)弁護士

- 入所年月:
- 2000年4月
- 略歴:
- 愛知県弁護士会 両性の平等に関する特別委員会 日弁連 両性の平等に関する委員会、男女共同参画推進本部
- 主な取り扱い分野:
- ドメスティック・バイオレンス(DV)被害者への法的支援(保護命令、DVケースでの離婚事件など)。
著書:
● 『弁護士が説くDV解決マニュアル』
●『子ども中心の面会交流』
●『離婚後の親子関係を問い直す』
●『離婚後の子の監護と面会交流-子どもの心身の健康な発達のために』
●『Q&A弁護士のための面会交流ハンドブック』
●『離婚後の共同親権とは何か~子どもの視点から考える~』
(梶村太市・長谷川京子・吉田容子編著)
(日本評論社 詳細はこちらをチェック・定価3200円+税)
●『離婚後の子どもをどう守るか~「子どもの利益」と「親の利益」~』
(梶村太市・長谷川京子・吉田容子編著)
(日本評論社 詳細はこちらをチェック・定価2900円+税)


ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害者への支援を中心に弁護士としての活動をしています。
私たち弁護士は、保護命令の申立て、離婚調停、離婚手続などの法的な面でDV被害者の支援に関わります。
しかし、法的支援は、DV被害者に必要な様々な支援のうちの1つにすぎません。そのため、法的支援を行う際には、様々な立場で被害者支援に携わる方々と連携しつつ、総合的な支援を行うことが必要不可欠です。
そこで、普段から支援者の方々と密に連携をとりつつ支援を行うよう心がけています。
DV被害者の支援について定めたDV防止法は、2度の改正を経て、今年で施行から10年を迎えます。この10年で、DVへの関心は高まり、DV被害者支援の輪はずいぶんと広がってきました。
しかしながら、今でも、「私が悪いのではないか」と自分を責める被害者は数多くいます。また、相談を受けた者が偏見にとらわれ、被害者を責め、二次被害を与えてしまう状況もなくなってはいません。
今後も、支援者間のネットワークを使いながらDV被害者の法的支援に関わるとともに、講演などの機会を通じ、DVの実態を訴えていきたいと思います。